マンションにおける耐震性能とは

日本は地震大国と言われているほどですので、マンションを購入するとなるとどうしても耐震性については気になるポイントではないでしょうか。これから首都圏に東日本大震災クラスの大地震が来るという可能性があると言われていますので、どのような耐震技術があるのかについて十分把握しておきましょう。

建物全体で地震に耐えるのが耐震構造

耐震対策として真っ先に挙げられるのが耐震構造のマンションではないでしょうか。1981年に大規模な建築基準法の改正があって、震度5クラスの地震で建物そのものに被害が出ないようにしなければいけないという風になっていますので、新しいものであれば絶対にこれは守られていると言ってもいいでしょう。ただ中古で購入する際には建築年が1981年以降なのかどうかというのをチェックしていく必要があるでしょう。

耐震構造というのは太く頑丈な柱を使って建築をしますので、多少大きな地震が来たとしてもそれだけ耐えられるだけの強度を持つというのが特徴なのです。壁が多少痛んだりしたとしても何よりも人命を守るということが最優先されているということです。

建物自体の揺れを軽減して壊れにくい免震構造

免震構造というのはそもそもの話地震の振動を建物に伝えないようにするという構造になります。それはどのようにして成し遂げているのかというと、建物の地盤の間に積層ゴムなどを入れることによって、建物の揺れを防いでいるということです。建物の揺れが無いということですので、家具などの転倒をすることも少ないために、室内での被害を少なくすることができます。振動の60%から80%を防ぐことができるわけです。

地震対策としては極めて理想的なものに見えますが、免震構造は巨大な建物をそのまま支えているということもありますので、膨大なコストがかかるということもあって、タワーマンションを除いては免震構造のマンションは意外と少なかったりします。

何らかの装置を備えることで揺れに対処する制震構造

免震構造とは別のアプローチでで地震に対処する制震構造というものがあります。それは、建物内にダンパーと呼ばれる制震装置を備えることによって、強風や地震が来た時であっても揺れを吸収することができるために、それに対する被害を抑えることができるようになるわけです。特に背の高いマンションで有効だということが言われていて、タワー型のものであれば上層階の揺れが全然違ってきます。

免震構造に比べると制震構造の場合は地震の揺れを弱めてくれているというだけになりますので、室内にいたとしてもそれなりに揺れは伝わってきます。しかし、主要部分はきちんと揺れを吸収してくれるために建物に何らかの損傷が起こることは少ないです。地震が何度起こったとしても耐えられる構造になっています。